love of my life, love of my job

子ども時代の記憶

子どもの頃、私の家は少し変わっていて、

 

普段はビックリするほどシンプル!で質素!な食生活でした。

 

基本は手作り、外食なんてほとんどなく。

 

でも、時々父の人脈と母の思い付きで

 

超豪華な素材の味を家庭で体験することができました。

 

今思えば、幸運で贅沢な経験をさせてもらいました。

そんなある日、なぜかテーブルの上にあった化学調味料を

 

なめてみたい・・・と衝動にかられ

 

1回、2回となめてみたところ、

 

突然の気持ち悪さが襲いました!

 

その日はご飯も喉が通らないほど。

 

そこから化学調味料って何か悪いんじゃないかな?と

 

食べ物に対して疑いや関心を持つようになったのです。


母が自然食に目覚め、私は家政科へ

化学調味料に疑いを持った私。

 

そしてその後、私が中学生の頃、

 

色々とこだわりの強い母が「自然食」に目覚めました。

 

家の食事は「自然」にこだわり抜かれた食材が

 

ほぼ質素に

 

時に豪華に並びます。

その後の進路として

 

私が選んだのは高校の「家政科」。

 

食・裁縫について

 

基礎の基礎から学ぶことができました。

 

今の私の根っことなる部分の完成です。


物作りのきっかけは姉

高校卒業後、4年間をOLとして過ごした後に結婚。

 

ですが、その頃の私はというと、

 

自然な食品・素材にこだわる程度で

 

自ら作るまでには至らないままでした。

 

(せっかく高校で学んでいたのですが…)

 

そんな私に影響、いえ、活を入れたのは

 

私の姉。

元々器用な姉は、私の憧れ。

 

姉は一足先に専業主婦になり

 

完璧に食事作りやお菓子作りをこなして

 

私を驚かせたものです。

 

そしてその、出来栄えたるや。

 

いつしか私も「自分で作りたい」と

 

当時は珍しかった国産小麦で

 

パンやお菓子づくり、裁縫も始めました。


失敗を重ねながら歩む手作りの道

姉の影響を受け、

 

特に出産してからは

 

失敗を重ねながら

 

安心・安全な食材を使った

 

パンやお菓子作りに没頭していきました。

 

家族や友達の「美味しい!」という

 

言葉や笑顔がもっともっと見たくて

 

喜んでもらえることが本当に嬉しくて

 

私はワクワクしていました。

夫の仕事の都合で生まれ育った山口県を離れ

 

新潟に引越した先で

 

手作りの道は私を助けてくれました。

 

自然派の素敵な幼稚園、でも資金不足な面もあり

 

何か少しでも足しになるようにと

 

園と保護者で話し合い、小物やパン作りを始めました。

 

それらを販売して、

 

それらを買ってくれた人たちとも繋がることができ

 

好きなことが、私をずっと助けてくれました。


そしてそれが仕事になることを教えてくれたのは、姉

私ができること、できたこと、

 

それはそんなに大それたものではないと思っていました。

 

手作りしたものを家族に喜んでもらいたくて

 

喜ぶ顔が見たくてしてきたこと。

 

ごくごくありふれたお菓子、パン、

 

既製品では作れない布や毛糸の小物たち。

 

プロのように極めた事柄ではないと。

 

でも、それが家庭の味、家庭の魅力、

 

「やっちゃんの魅力」だと姉が言ってくれて

 

勇気を出して、私も動き出してみました。

ヌカ枕には、

 

私の家族や友達に健康になってもらいたい、

 

心地よくなってもらいたいという気持ちが詰まっています。

 

布地とヌカがメインのシンプルな作りです。

 

誰だって出来るかもしれないけれど

 

大切な家族や友達に贈るプレゼントと思って

 

とてもとても小さなことろまでこだわりました。

 

これを使って喜んでくれる方と

 

いつかどこかでつながれたら

 

こんなに嬉しいことはありません。